冬の行事

喪中のお正月の過ごし方!おせち料理やお雑煮、初詣はどうする?

投稿日:2017年10月16日 更新日:

喪中花

身内に不幸があって喪中になったときは、どういったことに

気を付けてお正月を迎えればいいのでしょうか?

お正月料理は準備するのか、初詣は行ってもいいのか

気になりますよね。今回は喪中のときのお正月の過ごし方

についてまとめました。

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喪中のお正月の過ごし方はどうする?

 

お正月は、お正月飾り(門松、しめ縄、しめ飾り、輪飾り、鏡餅、床の間飾)などを準備して、「年神様(としがみさま)」をお迎えし、新年を祝って一年がよい年になるようにと願う風習がありますが、喪中の場合は晴れがましいことや派手な行動は慎むことが一般的になっています。
 

そもそも門松やしめ縄などのお正月飾りは、大掃除を終えて汚れを落とし清められた場所へ、年神様をお招きする際の目印として準備をします。

喪中の場合は、年神様に穢れ(けがれ)が及ばないように(失礼のないように)、目印となるこれらの門松やしめ縄などのお正月飾りの準備はせずに、年神様をお招きするのを控えます。
 
お正月飾りは晴れがましいことなので、門松やしめ縄など外に飾るものは、ご近所の目もありますので「喪中なのに非常識だわ・・・」と思われないように、控えておいた方がよいでしょう。
 
喪中の間は、お祝いの意味が強いお正月料理や、初詣は控えるという考え方が一般的ですが、判断をする際の目安になるのが「忌中」と「喪中」です。
 

●「忌中」と「喪中」の違いとは?

《忌中とは・・・死の穢れ(けがれ)を避け身を慎む期間》
一般的には仏式では親近者が亡くなられた日から四十九日法要が終わるまで。神式では五十日祭が終わるまでが「忌中」とされています。
 

《喪中とは・・・故人を偲んで祝い事などを慎む期間》
親近者が亡くなられたとき、一定期間喪に服することをいいます。「喪」は親近者の死を悼むことで「服」は従うこと。

つまり、喪に服すとは「親近者の死を悼み一定期間社交的な行動や祝い事などを慎んで行動すること」のような意味合いになります。

 
喪中期間とは、どれぐらいの期間をいうのでしょうか?昔は故人と自分との関係性によって違いはありましたが、一般的には
「1年間」や「亡くなった月+12ヶ月=13か月」といわれることが多いようです。
 

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喪中のときはおせち料理やお雑煮は食べてもOK?

 
雑煮

お正月の縁起物の料理の「おせち料理」や「鏡餅」などは年神様へのお供え物という考えから、そのお下がりを頂くという意味合いもあり、おめでたい意味合いの強いおせち料理などは基本的に喪中の場合は控えた方がいいといわれています。
 
でもこれは必ずそうしないといけないとか、法律で決まっているわけでもないので、故人との関係や忌中や喪中などの状況によっても変わってくるものと思われます。
 
忌中のときは食べるのを控えた方がいいかもしれませんが、地域や家庭、習慣によっても考え方の違いがあるのも事実です。
 
おせち料理を頂く場合は、おめでたい意味合いの強い鯛や、海老、紅白なます(大根だけにする)、紅白かまぼこ、昆布などを外して重箱に詰めないでお皿に盛り付けるなど工夫して、普段の食事として食べます。
 
お雑煮もおせち料理と同様に、祝い膳として食べるのではなくて、普段の食事として食べる分には問題ないとされています。
その際は祝い箸は使わないようにして、普段のお箸で頂きましょう。
 

喪中のときの初詣は?

鳥居
初詣はお正月の行事の中でも楽しみのひとつですよね。一年の初めに神社やお寺などにお参りをして一年の健康などを祈願するものですが、喪中の場合はお参りは控えた方がいいのでしょうか?

これは、喪中の考え方が神社やお寺では違いがあります。

《神社の場合》

神社の場合は「死」を穢れ(けがれ)と考えるため「忌中」の期間(五十日祭が終わるまで)の間は参拝は控えた方がよさそうです。忌中が明ければお参りはできるようですが、地域の神社によっても違いがあるので、念のため参拝予定の神社に確認を取ってみるのが無難だと思います。
 

《お寺の場合》

お寺の場合は、死を穢れ(けがれ)とは考えませんので、忌中や喪中は関係なく参拝できます。
 

さいごに

親近者に不幸があった場合は、基本的にはお正月飾りやお正月料理は控えておきましょう。おせち料理を頂くときは祝い膳としてではなく、普段の食事として食べる分には問題ありません。

初詣は忌中が過ぎてから。けれど喪中の期間に参拝をすることに迷いがあるようなら、控えておいてもいいかも知れませんね。

忌中の間は控えることが多いですが、地域や家庭などでもしきたりなどは違いがありますので、身内の方やご家族などで相談されるといいでしょう。

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