喪中のハガキを頂いていた相手方からお歳暮が届いた場合、
お礼状はどのように書けばいいのでしょうか。喪中ということ
もあり、失礼のないようにしなければと考えてしまいますよね。
普段のお礼状と比べてどんな点に注意をして書けばいいのか
例文もご紹介します。
喪中の相手方からお歳暮が届いたらお礼状はどうする?
先方からお歳暮が届いたら、お礼状はできるだけ早め(2〜3日以内)に出しましょう。
お礼状には、お歳暮に対する感謝の気持ちとお歳暮が無事に届きましたとお知らせをする意味もあります。
親しい間柄では、お礼状の代わりに電話やメールなどを利用したり、近年ではハガキでお礼状を出す場合も多くなりました。正式には封書で出す方が丁寧ということで、先方が目上の方の場合などは封書で出された方がいい場合もあるでしょう。
●先方が喪中の場合、お礼状を書く際の注意点
お礼状の挨拶文の内容はお歳暮を頂いた際に書く内容と基本はほとんど変わりませんが、祝い事を想像したり相手の安否を尋ねるような挨拶文などが入らないように注意しましょう。
例えば、
「○○様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」
「○○様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「ご家族の皆様が幸多き新年を迎えられますようお祈りいたします」
などの挨拶文は失礼になってはいけませんので控えておきましょう。
喪中の方へのお礼状の書き方や例文
お歳暮に対するお礼の気持ちが素直に伝わるような内容がよろしいと思います。
お悔やみの文章を入れたい場合の例文もあります。参考にどうぞ。
拝啓 寒冷の候、なにかとお忙しいなか、誠に結構なお歳暮の品を
お贈りいただきまして有り難く厚く御礼申し上げます。
いつも変わらぬお心配りを頂き、心より感謝申し上げます。
厳寒に向かいます折から、皆さまご自愛のほどお祈りいたしております。
略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
拝啓 年の瀬を迎えましてなにかとお忙しいなか、ご丁寧なお歳暮の
お品を頂戴いたしまして誠にありがとうございました。
大変ありがたく賞味させていただきます。このようなお心づかいを
いただきまして心より感謝申し上げます。
寒さはこれからが本番でございます。
何卒ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。 敬具
拝啓 歳末の候、何かとご多忙のこととご拝察申し上げます。
このたびは誠に結構なお品を頂戴いたしまして、たいへん恐縮しております。
○○様がご逝去されまして、ご家族の皆様におかれましてはお寂しいなか
このような細やかなお心配りをいただきまして、深く謝辞を申し上げます。
寒さ厳しき折から、何卒ご自愛くださいませ。
略儀ながらまずは書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
さいごに
お歳暮の手配を喪中の間にも関わらずにして下さった先方の気遣いには感謝の気持ちでとても有り難いことですよね。
その気持ちがお礼状という形で伝わるように、早めに書いて出すようにしましょう。
きっと感謝の気持ちが伝わると思いますよ。