結婚後には親同士も様々なお付き合いが始まりますね。そのうちのお歳暮
は一旦贈り始めると、いつまで続ければいいのか悩みの種にも。
そろそろやめたいと思ったら、どうやって伝えればいいのでしょうか。
今回は、お歳暮のやり取りをそろそろやめたい時の伝え方をまとめました。
結婚後の親同士のお歳暮はいつまで続く?
お歳暮とは日頃の感謝の気持ちなどを品物という形にかえて表された風習です。結婚後の親同士のやり取りでは、明確にいつからいつまで贈るという決まりもなく、一般的なマナーというものもありません。
そのため、心遣いの気持ちを込めて贈られるお歳暮のやり取りは、一度始めたらなかなか途中でやめることができないため、結果ずっと続けているという人も多いようです。
子供夫婦が結婚した際に、「親同士のお歳暮のやり取りはなしにしましょう」とか「最初の一年だけやりましょう」など子供夫婦が取り決めをされることもあるようですが、なかなか最初からこういう取り決めをする事って難しいですよね。
婚家の習慣やしきたりなどの違いから、「お歳暮を贈り始めたら一生続けるべきだ」という考えもあれば「お歳暮を贈る習慣自体あまりない」など様々な考えがあります。
常識・非常識というのは各家庭によって違うものです。
両家の親同士が同じような習慣や考えの場合はお互い協調していけそうですが、違う場合は大変そうです。( ゚Д゚)
お歳暮を贈り始めたら、(どちらかがやめようと切り出さない限りは)一生続ける覚悟が必要かもしれませんね。(ちなみに仲人さんにお歳暮を贈る場合は一般的に3年が目安だそうです)
そうはいっても、もう長いこと贈り合いもしたし、十分感謝の気持ちを伝えられたから、本当にもうそろそろ・・・と思うこともありますよね。
角が立たないように伝えるにはどうすればいいのでしょうか。
お歳暮をやめたい場合はどう伝える?
うちの母の場合ですが、姉の嫁ぎ先ともうずいぶん長い間お歳暮などのやり取りをしていて、もうそろそろいいのでは?と思っていたんだそうです。
姉の義母とは、割りと近い場所に住んでいるため、普段からたまに趣味で作っている野菜のおすそ分けなど頂いたりしており、あるとき話の流れで母から「お歳暮はそろそろいいのでは?」と話してみたんだそうです。
すると、姉の義母も同じように思っていたようで、気が楽になったと言っていました。(母はお礼の電話をかけるのが苦手だったようです・・・)
親同士が普段から割と良好な関係を築いていたので、母の方から言い出せたと思うのですが「やめましょうか」と言うには、やはりなかなか言いにくいことなので双方の関係性も大切だと思います。「お互いもうそろそろ・・・」と思っていても、なかなか切り出せないものですよね。
「やめたい」と思っていても、相手方が遠方の場合などで、お歳暮のやり取りがなくなると、交流することがなくなってしまうと寂しく思われたりすることもありますし、難しいですが一概にやめることがいいことなのか、もしかしたら続けていく方がいい場合もあるかも知れないです。
なかなか切り出せないときは、子供夫婦に間に入ってもらい、お互いの親にそれぞれどう思っているのか一度それとなく確認してもらうといいかも知れません。
●断る際のきっかけになる理由例
- 「気を遣う間柄でもなくなりましたし、お互い様ですから差し支えなければお歳暮の習慣は無しにしませんか?」
- 「気を遣う間柄でもありませんし、○年経ちましたのでそろそろやめにしませんか?」
- 「それほど気を遣う間柄でもありませんし、お互いお歳暮に気を遣うのをやめませんか?」
その他として、長い間お歳暮のやり取りをしている場合などは
- 「年金暮らしになりましたので」
- 「定年退職をしましたので」
- 「だんだん食が細くなってしまいましたので」
さいごに
お歳暮は感謝の気持ちや、親心の表れですが「もう十分」「もうそろそろ・・・」と思うときは丁寧な伝え方で「やめたい」ことをお伝えしてみましょう。
各家庭によっても考え方などは様々ですので難しい面もあるかもしれませんが、親同士案外同じことを思っているかも知れません。まったく交流が無くなってしまわないように、普段から何かしらのコミュニケーションを取ることも大切ですね。