冬の行事

冬至の過ごし方♪かぼちゃを食べてゆず湯に入る理由はなあに?

投稿日:2017年9月19日 更新日:

ゆず湯

冬至の日はかぼちゃを食べてゆず湯に入るのが

昔からのならわしですね。テレビでも冬至の

ニュースが流れて「へぇ~、今日は冬至かぁ」

と思ったりしますが、そもそもなんでかぼちゃとゆず

なんでしょうか。冬至とかぼちゃとゆずの関係

をまとめてみました。

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冬至の過ごし方

冬至は毎年12月22日頃で、一年で一番昼が短く、夜が長い日となります。むかしは寒い冬に栄養のつく食料がなかなか手に入らず、体温が下がる時期には体の冷えが大敵でした。

そのため冬至の頃は「死に近い日」と言われ無病息災を願って、栄養豊富なかぼちゃを食べて、厄を払う意味を込めてゆず湯に入るという風習がありました。これらの風習は現代にも受け継がれて伝わっています。

冬至の日にかぼちゃを食べてゆず湯に入ると一年間は風邪を引かないといわれますが、これはとても理にかなったことなんです。
かぼちゃとゆず

冬至にかぼちゃを食べる理由は?

冬至の日を境に日照時間がどんどんのびていくことから、「太陽が生まれ変わる、おめでたい日」とされ運気が上昇するといわれています。

その時に「ん」をつくものを食べると運を呼び込むとされ、代表的な食べ物には「南京(なんきん)」= かぼちゃがあります。
なんきんには2つ「ん」が含まれているため、縁起かつぎの意味も込められていたそうです。

かぼちゃは夏に収穫されるものですが、むかしは冬の食料が不足していたために、夏に収穫されたかぼちゃを冬まで貯蔵して蓄えていました。

栄養を摂るという面では、現代ではスーパーなどで旬以外の食材もいつでも手軽に買えますので、冬に食べる食料の心配はせずに済みますが、昔は冬に育つ野菜も少ないことから、かぼちゃは長期保存に適していたので、栄養が摂れる大変貴重な食料だったんでしょうね。

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なんきんの他にも「ん」のつく食べ物は、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん=うどん があります。これらを「冬至の七種(ななくさ)」と呼び食べる風習も生まれました。「ん」が二つつくものがこんなにあるとは、運気も倍増しそうですね。
 

  • かぼちゃの栄養
かぼちゃにはビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンAやビタミンCには皮膚や粘膜を強くする働きや細菌から身を守る働きがあり、ビタミンEは血管を広げて血流を良くする働きで冷え性改善に役立ちます。

かぼちゃには体を温める作用があるので、風邪を予防するのにもってこいの食材だと分かりますね。

 

冬至にゆず湯に入る理由は?

ゆず湯の始まりは江戸時代の頃とされていて、冬至の日を境に日照時間がどんどんのびていくこのおめでたい日にゆず湯に入る理由は、ゆずに含まれる香りや薬効成分で、厄払いや身を清めるといった禊(みそぎ)の意味もあったようです。

また、「冬至」と「湯治(とうじ)」(温泉に入って病気を治すこと)の語呂合わせも兼ねているとされています。冬至の時期にはゆずが旬で収穫されていたので、このゆずを使ったゆず湯が親しまれていったようです。

むかしは現代みたいに医療が発達していたわけでも、薬があったわけでもないので、このゆず湯に入って無病息災を願ったり、強い香りで邪気を払って運気を良くしようとしていたのかも知れませんね。
 

  • ゆずの栄養

ゆずには、カリウムやビタミンC、クエン酸が豊富に含まれていて、皮には多くの抗酸化作用があり活性酸素の働きを防止します。
血行を良くして、冷え性の改善や新陳代謝を活発にする働きや、その他にも美肌効果や疲労回復、風邪予防の効果もあります。

ゆずの香り成分リモネンやシトラールには精神を安定させてリラックス効果もありますよ。
ゆずにも風邪予防の作用がたくさんあるうえに、香りでリラックスできて癒しの効果もあるんですね。

 

あとがき

冬至にかぼちゃを食べてゆず湯に入るのは、体を温めて風邪を引かないようにするための風習なんですね。
体を冷やすと免疫力が落ちて風邪を引きやすくなるので、冬至の日には体を温めるように、かぼちゃを食べてあったかいゆず湯に入り、ゆずの香りに癒されて寒い冬を乗りきる準備をしましょう。

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