足がムズムズするようなじっとしていられない不快な
症状で夜なかなか寝れないときは本当に困りますよね。
なぜか夜になるとあらわれるこの不快な症状は、
いったい何が原因なのでしょうか?
ムズムズ足の原因と対処法などをまとめました。
足がムズムズする不快な症状って?
- ムズムズ足症候群とは
夜になると足がムズムズしてなかなか寝付けないことから、睡眠関連疾患や神経疾患の病気で「レストレスレッグス症候群」とも言われています。
主な症状は、足の表面ではなく足の内部に起こります。
・足がムズムズする、イライラする
・じっとしていられない
・痒い、痛い
など
足の不快な感覚は、リラックスして横になっているときや、読書をしたり座っているとき、日中より夕方から夜間の、特に睡眠時間帯によく起きるのが特徴です。
じっとしていられずに足を伸ばすなどして動かしたくなったり、運動をすることで一時的に治まりますが慢性疾患になりやすく、寝ているときも足を動かしているために眠れずに、睡眠障害の原因にもなっています。
(症状が重い人になると、日中にも発現する場合もあります。)
このムズムズ足症候群、私もたまに出ることがあって、症状としては片足(左足)だけに現れるのですが、ふくらはぎから太もも辺りの足の中がだるーくて重いかんじになります。
足がムズムズしてとても動かさずにはいられないので、足を伸ばしたり叩いたり、振ったり揺らしたり。地味に辛いこの症状は夕方から夜間にかけて症状が出やすくなるという特徴があります。いったいどうしてなんでしょうか?
足がムズムズして寝れないときの原因とは
- 夕方から夜にかけて症状が出ることが多いのはなぜ?
夕方から夜にかけては体が睡眠に向けてリラックスモードになっていきます。ムズムズ足症候群の症状は安静にしているときに出やすくなる特徴があるため、夜にくつろいでいるときなどに症状が出やすくなります。
また、人は起きているときよりも睡眠時に深部体温を下げる働きがあります。これは眠っている間に体を休ませるためで、寝ている間は深部体温を下げて、明け方頃からまた深部体温が上がるというリズムがあります。
ムズムズ足症候群の症状もこのリズムと同じで、眠ろうと布団に入るとムズムズして寝れず、明け方頃に落ち着くということもあって、深部体温が関係しているのではと考えられています。
夕方から夜にかけて症状が出るのは体温が関係しているとすれば納得ができる気がしますね。日中は体温が高いので症状が出にくいのかも知れません。
それにしても、寝るようになってからこの症状が現われるのはちょっと遠慮してほしいですよね。
ムズムズ足症候群の原因ははっきりとしていないものもありますが、
・鉄欠乏
・妊娠や病気に伴って発症するもの
・他の病気の薬が原因で起こるもの
などがあります。
足がムズムズするときの対処法
症状が軽い場合には日常生活の中からできることから取り組んでみましょう。
・鉄分不足を解消する。
脳内の神経伝達物質であるドーパミンは、運動やホルモンの調節や、やる気などに関わる働きをしています。ムズムズ足症候群 を発症するのは、男性より女性が多いというのも鉄分が関係しています。ドーパミンを合成するには鉄分も深く関係しているた め不足しないように補う必要があります。
【鉄分の多い食べ物】・・・レバー、シジミ、小松菜、パセリ、ひじきなど
鉄分の吸収を助けるにはビタミンCを一緒に摂ると効果的です。
【ビタミンCの多い食べ物】・・・赤ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、アセロラ、キウイなど
食事で摂るのが難しい時は、鉄分とビタミンCが一緒に配合されているサプリを上手に活用してみるのもいいですね。(鉄分の過剰摂取には気を付けて)
・就寝前にはカフェインの含まれる飲み物、アルコール、喫煙は控えるようにする。
睡眠の質が落ちてしまう恐れがあるので就寝前の摂取はやめておきましょう。
・日頃から体を動かす運動をする。
激しい運動じゃなくても、ジョギングや散歩、ヨガなどでも大丈夫です。健康維持にもなりますし全身の血流も良くなるのでス トレス発散にも役立ちます。
就寝前には足のストレッチやマッサージなどを行うのもいいでしょう。
どうしても体調が思わしくないときは、病院で検査されるといいと思います。ムズムズ足症候群の症状は睡眠の障害と深く関わっているので、睡眠専門医や神経内科を受診されるといいでしょう。
あとがき
足がムズムズする不快な症状が起こると本当に辛いですよね。この症状は「ムズムズ足症候群」と呼ばれる神経疾患だと考えられます。鉄分が不足しないように、食事で足りないと思ったときはサプリで補ったり、ストレッチをするなど日頃できることから気を配って、質の良い睡眠を取れるようにしていきたいですね。