あれ?いつの間にかあごに吹き出物ができてる!
触るとボコッと膨らんでるみたいで、治ってもまた繰り返し
たりして、本当に困りますよね。
なぜあごに吹き出物が出てしまうのか、「大人ニキビ」と
呼ばれるこの吹き出物の原因と治し方についてまとめました。
あごにできる吹き出物の原因は?
大人になってからの吹き出物は、あごやフェイスラインのUゾーンにできることが多く「大人ニキビ」とも呼ばれています。10代の頃のようなTゾーンにできやすい過剰な皮脂の分泌によっておこるニキビとは違って、体の内側からくる不調によるものが現われやすく、何度も繰り返してしまう特徴があります。
●原因として考えられること
- ホルモンバランスの乱れ
- 胃腸の働きの低下
- ストレスや睡眠不足、不規則な食生活などの生活習慣の乱れ
女性は生理前になると黄体ホルモンが分泌されその影響でホルモンバランスが崩れやすくなります。乾燥や肌荒れのトラブルが起こりやすくなり、生理や生理中になるとあごに吹き出物ができやすくなってしまいます。
暴飲暴食や、早食い(よく噛まないで食べる)夜中の食事などは胃腸の負担になり、胃が荒れたり便秘などでもあごの周りに吹き出物が出やすくなると言われています。
ストレスを抱えると自律神経のバランスが崩れたり、ホルモンバランスも崩れてしまいます。昼夜逆転したような不規則なリズムで生活していると睡眠時間が短くなり寝ている間に体に運ばれるはずの栄養素が全身に行き渡りにくくなります。
脂っこい食べ物や肉中心の偏った食事、アルコールや甘いデザートなどの糖質を摂りすぎると、皮脂の過剰分泌につながりますので、肌荒れなどの吹き出物が出やすくなりますので注意しましょう。
ストレスや睡眠不足などによってもホルモンバランスが崩れてしまうため、肌が乾燥しやすくなります。肌が乾燥すると、角質層の水分が蒸発してしまい固くなり毛穴も細くなって皮脂が詰まりやすくなります。
毛穴が詰まる原因には紫外線の影響も考えられます。強烈な紫外線からお肌を守るために角質が厚くなって、毛穴が狭まると古い角質や皮脂が詰まってしまい吹き出物ができやすくなります。
ここにアクネ菌が増殖すると結果膿が溜まるようになって炎症が起きて痛みが出てしまうことになるんですね。
あごにできる吹き出物の治し方は?
・炎症を起こしている患部をさわらない
あごに吹き出物ができていると、つい気になって無意識のうちに触ってしまったり、早く治る気がしてつい潰そうとしてしまうと、場合によってはばい菌がついて余計に炎症させてしまったりすることもあるので、刺激にならないように清潔にして極力さわらないようにしましょう。
外部の刺激でも症状が悪化することもありますので、顔にかかる髪の毛、寝ているときの寝具やマスクの摩擦などにも注意。
・お肌の保湿ケアをする
お肌の乾燥は吹き出物の原因にもなりますので、洗顔料を泡立ててこすらないように洗い、丁寧にすすいだら、油分の少ないニキビ専用のスキンケアで保湿をたっぷりと行いましょう。
痛みのある吹き出物には、炎症を鎮めたり、殺菌作用のあるビタミンC配合の化粧品を使ったり、硬く厚くなった角質に浸透する力のある高濃度のビタミンCが配合されているものを選べばいいでしょう。
・規則正しい生活習慣を心掛ける
食事は暴飲暴食をせず、バランスの良い食事を腹八分目で済ませて脂っこい食事やお菓子を食べ過ぎないようにするなど胃に負担のかからないようにしましょう。
寝不足にならないように睡眠はしっかり6時間はとるようにして、布団に入ったらスマホなどは見ないように、質の良い睡眠を取れば寝ている間に体の隅々まで栄養素が行き届くようになりお肌の回復させることができます。
ストレス発散も自分なりの方法を見つけてみましょう。軽く運動をして体を動かす、汗をかいてみる、ショッピングに出掛ける、おしゃべりをするなどなんでもいいです。溜めこまないようにすることが大切です。
・ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスを整えるには、上記のように偏った食事や睡眠不足を解消したり、ストレスを溜めすぎないようにするなどできるだけ規則正しい生活リズムを送ることが大切です。栄養バランスの取れた食事を摂りましょう。
食べ物で取り入れたいのは、
・大豆イソフラボン(納豆、豆乳、豆腐、味噌などの大豆製品)
・ビタミンB6(レバー、まぐろ、かつお、さんまなど)
・ビタミンE(アボカド、うなぎ、かぼちゃ、ナッツ類など)
・ビタミンC(レモン、キウイ、アセロラ、赤ピーマン)
大豆製品は女性ホルモンに似た働きをしてくれ、ビタミンB6やビタミンEは女性ホルモンの分泌を促してホルモンバランスを整える働きがあります。
ビタミンCは抗酸化作用があり、美肌効果や免疫力を高めるなどの働きがあります。
あとがき
あごに吹き出物ができていると、人からの見た目がとても気になってしまってついつい無意識に触ってしまうんですよね。けれど治りが遅くなったり悪化する場合もありますので、触ったり潰したりするのはやめましょう。
規則正しい生活習慣を心掛けて体の内側からケアすることがとても大切です。
吹き出物ができたときは、自分の生活習慣を見直したり体がどういう状態にあるのかを気にかけてあげたいですね。