猫が好きなのに、なぜかくしゃみや鼻水が止まらなかったり
触るとかゆみが出たり・・・。これってもしかしてアレルギー?
猫アレルギーって何が原因で発症してしまうのでしょうか。
今回は猫アレルギーの原因やアレルギーを抑える対策などを
まとめてみました。
猫アレルギーの症状って?
長い間猫と一緒に暮らしていたり、今まで何もアレルギー症状が出ていなくても、突然発症してしまうこともあるのがアレルギーの怖いところです。
そんな猫アレルギーの代表的な症状には下記のものがあります。
・鼻水
・鼻づまり
・目のかゆみや腫れ
・皮膚の発疹や湿疹、かゆみ
・のどの痛みや咳
・呼吸が苦しい
(ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音)
風邪や花粉症などに似ている症状もありますが、重症になると呼吸困難になったり喘息などを引き起こすこともありますので注意が必要です。
実は私も猫アレルギーなのですが、今思えば学生の頃泊まりに行った友達の家が発症のきっかけじゃないかな?と思います。その子の家には5〜6匹の猫と一緒に住んでいて、最初は平気だったんですが、時間が経つと顔に赤い発疹が出てきて、かゆいし、体の調子もなんとなくおかしいな?と感じるように。
そして夜寝ていたら呼吸がおかしくて喉からヒューヒュー音までするようになってしまいました。さすがにここまで体の異変が続くのが初めてで、とても苦しかったのを覚えています。とても眠れませんでした・・・。
外に出ると症状は治まったので、猫のアレルゲンが原因になっていたのは確かなようです。
猫アレルギーの原因は?
猫にはどんなアレルギーの原因があるのでしょうか?
猫にはアレルギーの原因物質があり、唾液、皮膚、毛、フケ(垢)、尿などに含まれています。
猫が体を掻いたり、抜け毛の時期などは毛やフケなどが空気中に舞い上がり部屋の隅々まで広がります。また、毛づくろい(グルーミング)をするとき唾液を体中に広めることになります。
乾燥して剥がれたフケはとても細かくて軽いため、長い間部屋の空気中を舞っていて吸入しやすくカーテンや壁、布製品などに付着するようです。
猫の毛以外にも、毛やフケなどのついたダニやハウスダストなどが原因になってアレルギー症状を引き起こすことも考えられます。
猫を飼っている部屋に入っただけで症状が現れるのは、空気中に毛だけじゃなく細かいフケなども漂っているからなんですね。
私が泊まった友達の家の中にも、こういったアレルギーのもとになる物質が浮遊していたのかと思うとギョッとします( ゚Д゚)
猫アレルギーの対策とは?
疑わしい症状がある場合は、アレルギー検査をおすすめします。結果が分かると対策も取りやすくなりますし、具体的にどうすればいいのかを考えるきっかけにもなると思います。
アレルギー検査で猫に陽性反応があった場合は、決して無理をせずかかりつけの先生と相談されるのがいいでしょう。
●お家の中の生活環境を清潔にしましょう。
①猫をブラッシングしたりシャンプーする(濡らした暖かいタオルで体を拭く)
体に付いた汚れやフケ、埃を落として体を清潔に保ちます。ブラッシングの際はマスクを付けて吸い込まないように注意して下さい。
②部屋のこまめなお掃除をする
・床や壁などを拭き掃除してアレルゲンを取り除く。
・カーテンを洗ってカーテンに付着したアレルゲンを取り除く。
・絨毯やカーペットなどは埃やアレルゲンが付着しやすいのでできるだけ避ける。
・ガムテープなどの粘着シートを使って毛を取り除く。
・シーツや枕カバーなどの寝具をこまめに洗う。
・布団クリーナーをかける。
③空気清浄機を使用する
空気中に漂っているアレルゲンを取り除くので効果的。
④飼い主さんの体調を整える
睡眠不足や栄養の偏りなどに注意して日ごろから免疫力を高めておく。
場合によってはアレルギーを抑える薬を飲む。
⑤寝るときは猫を寝室に入れないようにする。
寝るときは猫と部屋を別けておきましょう。寝ている間にアレルゲンを吸い込んでしまうと質のいい睡眠が取れないばかりか体調悪化にもなりかねません。子供のころおばあちゃんに、動物と一緒に寝てはいけないと教わったことがあります。もしかしたらこういう理由もあったのかも知れませんね。
⑥猫を触った後は手を洗う
猫を触った後はアレルゲンが付着して場合があります。
あとがき
猫アレルギーの原因は、猫の唾液やフケなどにアレルギーの原因物質が含まれているからなんですね。
埃を溜めないように、こまめに拭き掃除などをしてアレルゲンが残らないように清潔を心掛けましょう。もしもアレルギー症状で体調がすぐれない時は無理をしないで、かかりつけの先生に相談をしてみましょうね。