「七五三にお祝いを頂いたけれど、初めてでどうしたらいいか
わからない・・・。」
お返しはするものなの?品物は用意するの?
いったい何をどうしたらいいのか迷いますよね。
お祝いを頂いたらどのようにするのがいいのでしょうか。
七五三のお返しは必要なの?
●子どものお祝いには原則としてお返しは不要です。収入のない子どもへ贈るものなので、お返しは必要ないとされています。
けれど、もらいぱなしで何もお返しをしないなんて気が引けますよね。そういった方も多いので近頃では、内祝いとしてお返しをする家庭が増えています。
では、お返しをするには具体的にどうすればいいのでしょうか。
≪お返しの方法≫
●お食事会に招待する
七五三の後にお食事会に招待するなどして、おもてなしをすることでお返しをしたことになります。外食をするのもいいですし、仕出し料理や子どもの好きなものを用意をしておいて自宅でゆっくり頂くのもいいですね。
七五三という成長の節目のお祝いに家族みんなでわいわい食事をするのは楽しいですし、記念に残りますね。
お祝いを頂いた子ども本人から直接お礼も言えますし、一緒に記念写真を撮って七五三で撮った写真と一緒に後日お届けすればとても喜ばれますよ。
わざわざお祝いのために足を運んでくれた両親にはお土産を準備しましょう。お土産には紅白饅頭、お赤飯、千歳飴、菓子折りなどがあります。熨斗紙を付けて贈りましょう。
また、両親が遠方に住んでいて招待できないときは七五三で撮った記念写真をフォトブックなどにして、簡単な菓子折りや千歳飴などを送りましょう。もし字が書ける年齢ならお礼のお手紙や、おじいちゃんおばあちゃんの似顔絵を描いて同封するときっと一生懸命に書いてくれたと喜んでもらえますよ。
●お食事会をしていない・招待していない場合は内祝いの品物を贈る
お祝いのお返しで一般的なものは、
・お赤飯
・千歳飴
・菓子折り
・商品券
・日用品(タオルなど)
頂いた金額によって品物を選ばれたらよいと思います。金額が少額の場合は、お赤飯・千歳飴・菓子折りなどのお返しでよいと思いますが、金額が高額な場合は商品券などでお返しをすることもあるでしょう。その場合は相手の方が気を遣ってしまうこともありますので、相手に合わせてお互いに負担にならない程度にしましょう。
遠方で直接手渡しができない場合は、感謝の気持ちを込めてお手紙を書いて品物に添えましょう。
※贈ってはいけないとされる品物があるので注意です。陶器やガラス製品は割れる、ハサミやナイフなどの切れ物は縁が切れると言われていますので贈らないようにしましょう。
≪熨斗紙の書き方≫
品物を贈る場合は熨斗紙をかけます。
熨斗紙の表書きは「内祝」「七五三内祝」「御礼」などにして、蝶結びの水引を選びます。下の段にはお子さんの名前のみ書いてください。
七五三のお返しの相場の金額はいくら?
七五三に限らずお返しの金額は、頂いたお祝い金の3分の1~半額程度が相場と言われています。七五三は身内でお祝いするものですので、あまり多くお返ししてしまうとせっかくお祝いをしたのに返されたと残念に思われるかも知れません。
もし事前にお返しは不要と言われた場合は、お返しをするならお互いが気を使わない程度のもの、菓子折りなどを贈りましょう。
七五三のお返しの時期はいつ頃まで?
お祝いを頂いてからできるだけ早いうちにお返しをするように心掛けましょう。目安としては、お祝いを頂いてから1週間から2週間以内にするのがマナーです。
もしすぐにお返しの用意ができない場合は、まずは電話でお礼を伝えしておきましょう。あまり遅くなると失礼になりますので、どんなに遅くても1ヶ月以内にはお返しをするようにして下さい。
あとがき
子どものお祝いには基本的にはお返しは不要ですが、気になるようなら3分の1~半額程度の品物を贈るといいですね。お子さんからの電話や手紙などでお礼の気持ちを伝えてみましょう。地域やご家庭によってしきたりや風習などは違いますので、身近な人に確認してみると安心です。七五三は子どもが主役です。思い出に残るような七五三になりますように。