朝ごはんに納豆を食べる人も多いと思いますが、
夜ごはんに納豆を食べるのもいいと聞いたことはありませんか?
納豆の栄養は同じなのに、食べる時間帯によって
いったい何が変わるんでしょうか?
そんな納豆の疑問をまとめてみました。
朝納豆と夜納豆は食べる時間帯で何が違うの?
朝ごはんといえば、みそ汁に納豆、目玉焼きやシャケ、お漬物などが定番となっていますね。時間のない忙しい朝には、手軽に栄養が取れる納豆はピッタリの食品なのではないでしょうか。
私は朝にどうしても時間がなくて納豆が食べられないときは、夜に食べたりしています。夜ならにおいの気になるキムチなどをトッピングしたり、ゆっくり納豆を食べることができますのでいいですよ。
でも「納豆は朝食べるものだ」「納豆は夜食べる方がいい」といわれたりもしていますよね。これにはどんな違いがあるのでしょうか。
・納豆に含まれるタンパク質で体のエネルギーを補うことができ、脳の働きを目覚めさせる。
・納豆は腸内でゆっくりと消化・吸収されて、食後の血糖値をゆるやかに上昇させる。
・納豆に含まれる「レシチン」が記憶力を高める働きを促す。
・納豆の水溶性食物繊維が満腹感を持続させる。
・納豆にはセカンドミール効果があるといわれている。
セカンドミール効果とは?・・・最初に食べた食事(朝ごはん)が次の食事(昼ごはん)の血糖値の上昇に影響を与えるという理論です。
つまり朝食の食べ物によって、昼ごはんの以降の血糖値の上昇が変わってしまうということ。朝ごはんには血糖値がゆるやかに上昇する納豆を食べれば昼食後の血糖値も上がりにくくなります。
・納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」が夜間から早朝の時間帯に多いといわれている脳梗塞や心筋梗塞などの血 栓の予防に良いといわれている。
・ナットウキナーゼなどの働きで血流が良くなると、体の隅々まで栄養がいき渡るようになり、肌や髪もきれいになる。
・骨は夜作られるので、納豆に含まれるカルシウムが吸収されて、骨粗鬆症の予防になる。
・納豆に含まれる「アルギニン」は成長ホルモンの分泌に深く関わっていて、コラーゲンを増やしたり疲労回復や血流改善を促す。
それぞれの良い点をまとめると・・・
●朝に納豆を食べるといい人
・ 血糖値の上昇が気になっている人
・ 仕事や学校などで記憶力・集中力・注意力のアップをしたい人
・ 朝からしっかり栄養を取りたい人
・ 満腹感(腹持ちのいい食事)を得たい人
など
●夜に納豆を食べるといい人
・ 血液サラサラに興味のある人
・ 脳梗塞や心筋梗塞の予防をしたい人
・ コレステロール値が高めの人
・ 美肌になりたい人
など
朝と夜、納豆を食べるのはどちらが正解ということはなく、自分の目的によって食べ分ければ良いんですね。朝時間がなくて納豆を食べられなければ夜に食べてもいいですし、自分の食べられるタイミングでおいしく頂きましょう。
ただ、いくら体によいものでも、取り過ぎには注意しましょう。おいしくても納豆は一日1~2パックまで。そして体が休まるようにきちんと質の良い睡眠を取りながら、健康な体作りを目指しましょう。