年賀状を目上の方に送る場合に気になるのがマナーですよね。
目上の人といえば上司や先生、お世話になった人など様々です。
せっかく送る年賀状ですから、失礼のないようにマナーを知って
おきたいですね。
ポイントを押さえておくためにも回は、目上の人に年賀状を送る
場合に失礼のないようにするためのマナーについてご紹介します。
年賀状を目上の方に送る場合のマナーとは?
会社の上司やお世話になった恩師など、自分より目上の方に年賀状を送る場合、もしも失礼な年賀状になっていたとしたら衝撃ですよね。(゚Д゚;)
自分の知らないうちに無礼なことになっていたら恥ずかしいですし、せっかく送った年賀状も印象が薄れてしまいます。
最近ではPCやスマホなどで自分で年賀状を作成することも主流になっていますし、あらかじめ印刷されている年賀状を購入する場合などもデザインが豊富なので、いったいどの年賀状を選べばいいのか悩んでしまうこともありますよね。
目上の人に年賀状を送る場合のマナーを知っていれば、たくさんある年賀状のデザインも選びやすくなりますよ。
まずは、年賀状の基本的な構成から。
1. 新年をお祝いする挨拶(賀詞)
2. 昨年のお礼の言葉
3. 今年も指導やお付き合いをお願いする言葉
4. 相手の健康や幸福を願う言葉
5. 年号や日付
1.賀詞(がし)とは?
お祝いの言葉とされているもので、新年の挨拶に使われます。目上の方に出す年賀状には、4文字の賀詞又は文章の賀詞を使います。
・謹賀新年(謹んで新年をお祝いいたします)
・恭賀新年(うやうやしく新年をお祝いいたします)
・新年おめでとうございます
・新春のお慶びを申し上げます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます
・謹んで年頭のご祝詞を申し上げます
など
1文字「賀、寿、春、福」や2文字「賀正、新春、迎春、頌春」などは簡略化しているものになるので、目上の人に向けては失礼になりますので注意しましょう。
特に目上の人に対しては丁寧な印象になるように4文字の賀詞や文章の賀詞を用いるといいですね。
2.昨年のお礼の言葉
・旧年中は大変お世話になり有難うございました
・いつも温かいお心遣いをありがとうございます
・昨年はお世話になりありがとうございました
3.今年も指導やお付き合いをお願いする言葉
・本年も宜しくお願いいたします
・本年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願いいたします
・今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます
4.相手の健康や幸福を願う言葉
・皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
・寒い日が続きますがくれぐれもご自愛ください
・ますますのご活躍をお祈りいたします
【上記をふまえた例文】
旧年中は大変お世話になり有難うございました
本年も宜しくお願いいたします
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
平成○○年 元旦
全て印刷している年賀状はもらっても味気ない年賀状になってしまいますし、正直そんなにうれしくないですよね。空いているスペースに何か一言手書きで添え書きをすると温かい印象になりますよ。
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・忌み言葉などの縁起の悪い言葉は使わない
「去」→去る・離れるなどの意味があるので「去年」とは書かないで「昨年」や「旧年」を使います。
その他の縁起の悪い言葉・・・「失う」「病む」「枯れる」「滅びる」「切れる」「終わる」などがあります。
新年早々にふさわしく明るく前向きな文章で一年を始められるように、華やかな文章を心がけましょう。
・文章は縦書きで
年賀状のデザインでは横書きのデザインのものも多くありますが、横書きはカジュアルな印象がありますので、目上の人に出す年賀状は縦書きにする方があらたまって格式のある印象になります。宛名も縦書きで統一しましょう。
・文章には句読点はつけない
ついつい文章に「、」や「。」を入れてしまいがちですが、これは読みやすくなるようにするためのもの。「区切りをつける」という意味合いがある句読点は縁起を担いだり、相手に敬意を示すべき挨拶状や賞状などで用いると失礼にあたるとされています。目上の人には使用は控えるようにする方がいいでしょう。
もしも字を間違えてしまったときは、修正ペンや修正テープなどで訂正はしないで、新しいハガキに書き直した方が無難です。一年の初めの縁起のいい便りが訂正したものだと目上の人に対して失礼な気がしますよね。
あとがき
年賀状には目上の人に送る場合に気を付けたいポイントがありましたね。
・賀詞を略さないように1文字や2文字のものは使わない
・縁起の悪い言葉は使わない
・文章は縦書きの方が丁寧で格式のある印象になる
・文章に句読点はいらない
マイナスな印象になってしまうともったいないですから、目上の人に送る際にはチェックしてくださいね。目上の方に出す年賀状は意外と時間がかかってしまうものです。
ちんと元旦に届くように日にちに余裕を持って年賀状を書くようにしましょう。遅くても12月25日までには投函できるように心掛けたいですね。^^