夏は大人も子供も楽しみなイベントの一つ、花火大会が
ありますね。夏の夜空のきれいな花火はついつい見たく
なってしまうのですが、ワンちゃんによっては怖くて
パニックを起こしてしまうほど怯えてしまうことも!
ブルブル震えて怖がっている姿は本当に気の毒ですよね。
今回は花火の音に怖がっているワンちゃんのために、
飼い主さんがしてあげられる対策などについてまとめました。
犬が花火に怯えるのはなぜ?
夏の風物詩である花火ですが、人間にはきれいなものであっても犬にとっては違います。花火の大きな音をまったく怖がらないワンちゃんがいる一方で、ブルブル震えたり逃げ回ったり、ハッハッと呼吸が荒くなったりパニックになってしまうワンちゃんもいます。
私たち人間でも、夜に突然大きな音がしたら「えっ、何事!?」と思いますよね。音の原因がわかれば「こういう理由の音だった」と納得できますが、ワンちゃんは、いったい何の音なのか、どこから鳴っているのか分からないですもんね。
以前実家でわんこを飼っていたのですが、花火や雷が怖くてもう漫画のようにガクガク震えてあちこち逃げまどって、そりゃもう気の毒なくらい怖がってました。
そして花火を怖がるワンちゃんはだいたい雷も怖がる傾向にあります。夏は雷が多いのでワンちゃんにとっては本当に嫌な季節でしょうね(´Д`)
では、なぜ花火や雷が怖いのかというと、
・花火や雷の振動
・雷の稲光
・雷が発生する気圧の変化
など様々考えられています。その他にはワンちゃんの性格や育った環境などの背景もあるようですね。
ちなみにうちのわんこは花火や雷のときには、
・呼吸が荒くなる
・よだれが垂れる
・ブルブル震える
・人の声やおやつにも反応できない
・落ち着きがなくウロウロする
・狭い場所に行きたがる
などの症状が出てとにかくパニックになってしまい落ち着きがなくなってました。ワンちゃんによってはおしっこやうんちを漏らしてしまう場合もあるようです。おしっこを漏らしてしまうほどの怖さとは尋常じゃないですよね。(゚Д゚;)
人だって怖がりの人もいれば全然怖がらない人、怖がりの度合いも人それぞれですし、不安を感じるタイプの人など犬だって同じですよね。いろんな個性があります。
でも、できることなら「大丈夫なんだよ」「怖がらなくていいんだよ」と伝えてあげたいですよね。パニックになるほど怖がっているワンちゃんにしてあげられる対策はどんなことができるのでしょうか?
犬が花火を怖がるときに飼い主にできる対策とは?
あまりに怖がっているワンちゃんを見ていると、なんとか「大丈夫だよ」「怖くないよ」と分かってもらいたいですよね。
「怖くないんだよ」と言葉が通じればどんなにいいか・・・。
怖がっているワンちゃんを見ている飼い主さんも辛いですし、なんとか落ち着いてほしいなと思いますよね。
・隠れ場所をつくる
花火の大きな音に驚いてパニックになって必死に逃げようとしたり隠れようとしていませんか?どこか狭い場所や、身を隠せるような安全な場所があれば落ち着くかもしれません。
・ワンちゃんを一人だけにして出掛けない
実はこれには苦い経験がありまして・・・。
過去に花火や雷を怖がるワンちゃんを一人残して、初めて家族総出で近所の花火大会に出掛けたことがあったんです。「大丈夫かなぁ?」心配はしてましたが、うちに帰ると家の中が何やらおかしい。
予感的中。ふすまはボロボロで洗面所の下の扉が破壊されていたんです。不安でパニックになってしまったのが痛いほど伝わりました。
洗面所の下にある扉って、プラスチックのふつうに硬いやつですよ?ビックリしました。。。
パニックになると想像もできないほどの力が出るんですね。あれ以来花火は見に行かないようにしました。飼い主がいないのがとにかく不安だったようです。
花火大会のある日はお家に誰かいてあげてくださいね。誰かいるだけで安心することは確かです!
パニックになるとものすごい力が出ますので、家から飛び出さないように戸締りは注意した方がいいですね。もしも散歩中なら急に走り出してしまうかもしれないのでリードはしっかり持ってください。
・そっとしておく
これはワンちゃんの性格にもよると思いますが、うちの場合は「怖くないよ」とか声をかけながら体をなでてあげても全然ダメで、飼い主の声さえも届かないくらいパニックだったようです。
あまり過剰に「大丈夫?」と接していると、ワンちゃんによっては、かえって不安になったりすることもあるようなので、かわいそうだけど、怖がっているときは「そっとしておく」ことも大切かなと思いました。
怖くてワンちゃんが体にピッタリ寄り添ってくるようなら、そっと抱きしめてあげたりすると安心するかも知れませんね。
・怖がっているワンちゃんを叱らない
ただでさえ花火の音に怯えているのですから、その上叱られたりしたらもっと恐怖を感じてしまいますよね。怖くて吠えたり騒いでいたとしても大きな声を出して注意したりしないで、やさしく声をかけてあげてください。
・花火や雷の音に慣れさせる
花火や雷の音が入った音(CD)を聞かせて徐々に慣れさせるというもの。音量を調節できるので初めは小さい音から慣らしていくといいのですが、実際の花火や雷の音は怖がってしまうこともあるようなので個体差があるようです。
ワンちゃんが怖がっているときはなんとかしてあげたくなりますが、本能で怖がっていることを変えるのはとても難しいことかもしれません。
「頑張れ」という気持ちで見守ってあげたいですね。どうしても心配な場合は、かかりつけの獣医さんに相談してみるといいでしょう。
あとがき
ワンちゃんにとって、どこかから得体のしれない大きな音がしてきたらそりゃ恐怖ですよね。なんとかそこから逃げ出したい気持ちになってしまうのもわかります。
どうしたら少しでも安心してもらえるのか、ワンちゃんの気持ちになって考えてみるといいでしょう。落ち着く場所が欲しいのか、一緒にいて欲しいのかなどワンちゃんの様子をみながら判断してみてくださいね。^^